安倍晋三総理、石破茂元幹事長の政治資金パーティー欠席!

自民党石破派は5月13日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。石破茂元幹事長は安倍晋三総理にも招待状を送ったが出席しなかった。

過去3回のパーティーにも出席していないが、この日は石破のパーティーを欠席して地元の山口県関係者や職員と居酒屋で会食していたという。確かに両者の関係を考えれば、さもありなんという気もするが、こんな器の小さい男が日本の総理大臣なんてよく続くものだと、唖然とする。

そもそも、安倍の石破に対する遺恨は12年前から始まる。2007年参議院選挙で大敗した安倍に辞めるべきだと、真っ先に『安倍おろし』ののろしを上げたのが石破らしい。事実、当時の自民党代議士会で「首相は反省すべきは反省すると言ったが、何を反省しどう改めるのかはっきりさせるべきだ」と、安倍の前で堂々と発言している。

結果的に安倍は後に体調不良で総理の座を自ら投げ出したが、あれ程の大敗を喫したからには自ら辞任して当たり前で、党内から厳しい声が上がるのも致し方ないと思うが、それ以来安倍は執念深く、「後ろから石破に鉄砲を撃たれた」と側近に言い続けているという。  

その二人が初めて激突したのが2012年の自民党総裁選。地方票300票の内、石破165票、安倍87票。ほぼダブルスコアの大敗である。一応、上位2名の決選投票になる事は総裁選の規則で決まっているが、これ程の大敗なら自ら下りる選択肢もあっただろう。

現に、1978年当時の予備選で敗北した福田赳夫総裁は、「天の声にも変な声もたまにはあるな」という名言を残し、「まぁいいでしょう!今日は敗軍の将は兵を語らずでいきますから」と、潔く国会議員による本選挙を辞退した。

しかし、安倍にはそんな潔さは欠片もないらしい。自らが最大派閥をバックにしているという事もあるだろうが、地方票でダブルスコアの負けを喫しながら国会議員による本選挙で逆転して、再び総裁の座をものにした。

その際、地方票では大敗した事もありいくら恨み骨髄に徹すといえども石破を冷遇する訳にはいかず、幹事長ポストという要職を用意した。

しかし、幹事長ポストをいつまでもライバルに握らせておくような安倍ではなく、これ程の実績のある石破を内閣府特命担当大臣(国家戦略特別区域)、同じく内閣府特命担当大臣(地方創生)という、決して要職とはいえない大臣に任命して幹事長や主要大臣の座から遠ざけている。

それ以来、二人の仲はますます疎遠になるのも致し方ないが、森友、加計問題や相次ぐ政権不祥事に異を唱え、問題提起をしてきた石破を、自らが招いた疑惑、不祥事にもかかわらず「また石破に後ろから鉄砲を撃たれた」と、相変わらずの恨み節。

そして、自ら党則まで変更して目指した総理3選。またしても立ちはだかったのは石破茂。いくら人気の無い安倍とはいえ、国会議員票は8割近く固めているのだから負けるはずもなく、前回二人が争った2012年の総裁選とは事情が違うのに、執念深い安倍は石破をぶっ潰す事になりふり構わない。

諸々の事情から総裁選の活動は短縮されたが、にもかかわらず安倍は動けない石破を尻目に総理総裁という座を利用して選挙活動をしていく。

さらに、「石破についた連中は徹底的に干してやる」と恫喝し、あの手この手で石破包囲網を築いていく。「石破が総裁選で3割以上の票を取る事は、何としても阻止する。8割か9割自分が取って二度と石破を立ち上がれないようにする」と、側近議員に発破をかける。

安倍晋三候補  

議員票 329票 (82%) 

党員票 224票 (55%) 

合計  553票 (69%)

石破茂候補

議員票  73票 (18%)

党員票 181票 (45%)

合計  254票 (31%)

8割、9割どころか、合計で69%、党員票では55%しか取れず、むしろ石破の善戦を許してしまい、いかに己が不人気であるかを再び思い知らされる結果になる。

党内を治めるべき総裁が自ら党内に敵を作って調和を乱すのだから、この統治も長くはないだろう。ところが、早くも安倍4選の声が出始めている。

自分の地位を守りたい輩の願望だろうが、就任以来声高に提唱してきたアベノミクスはすっかりメッキが剥げ、未だにデフレ脱却を言い続ける有様。更に、景気悪化傾向に陥り、外交面でも何一つ成果が残せない。こんな総裁を4選にまで担ぐとしたら、自民党は自ら人材がいないのを天下に知らしめるだけに終わるだろう。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました