行き当たりばったりで、何一つ成果無く、袋小路入りの安倍外交!

● 何一つ成果見られない安倍外交

第2次安倍晋三政権が発足して7年目に入る。一頃盛んに強調していたアベノミクスなるものが、大した成果も見られない幻想だと国民が気付いた今、ただ一つアピール出来ると吹聴しているのが安倍外交。

しかし、それもただの幻想に過ぎないのでは……、という意見が目立ってきた。安倍外交といえば、世界の首脳の中でキャリアが長くなって信頼されているとか言われていたが、それも政権側がイメージアップを図って喧伝しているに過ぎないようだ。

確かに、歴代首相で最多の78ヶ国•地域を訪問し、「地球儀を俯瞰する外交」とも言われるが、ただ長い期間総理の椅子に座っているため訪問回数が増えているだけでは何の自慢にもならない。

それが証拠に、ロシアとの平和条約、領土問題。北朝鮮との拉致被害者と核開発問題。更に中国とのギクシャクした関係……、何一つ解決されていないばかりか韓国との関係は徴用工の訴訟等で近年稀にみる程悪化している。

これでは安倍外交は長い間時間を掛けてただ悪化させてしまったマイナス外交と言われても仕方あるまい。

 

● トランプ大統領との絆

その袋小路のような状況の中、ただ一つアピール出来るのがトランプ大統領との個人的な信頼関係だという。しかし、それも眉唾ものという声も聞こえてくる。

「ドナルド•シンゾー」と呼び合う仲で日米は過去最高の良好関係という。確かに、他国の首脳と違って安倍はトランプの別荘に招かれ、ゴルフ外交で関係を構築してきた。

トランプは「シンゾーはいい奴だ」と、言っている事は間違いないのだろう。しかし、それは他国の首脳陣みたいにトランプの政策に正面切って異を唱えないからでは無いのか。

仲が良いというよりは、ただ都合よく使われ利用されているだけなのではないのか。日米が主導して推し進めてきた『Tpp』を自国の利益にならないと分かるや否や、あっさりと離脱する等、正にトランプは『アメリカファースト』しか考えておらず、自国の利益第一に考えているのが一目瞭然であろう。

● 最重要課題の北朝鮮問題

今日の新聞に安倍が、『日朝首脳会談の無条件開催を目指す意向を固めた』という記事が掲載された。

これまでの日本人拉致問題の進展を首脳会談開催の前提条件、という方針を事実上転換した形だ。

確かに、拉致被害者家族の高齢化を鑑みれば一刻の猶予も許されない事は分かる。しかし、それが何一つ外交に成果が見られない安倍の焦りからだとしたら、由々しき問題である。

北朝鮮核問題に関する6ヶ国協議の枠組みでは、トランプ大統領が2度も金正恩朝鮮労働党委員長との米朝非核化交渉に乗り出した他、韓国、中国、ロシアの各首脳もトップ会談に臨む等、情勢が急展開している。 

ただ一人乗り遅れた安倍が焦りから無条件に会談を求めたとしても、したたかな金委員長に足元を見られ、言いなりになってしまわないか、と懸念される。

実際、それをみはらかったかのように今日5月4日『北朝鮮が短距離ミサイルを日本海に向けて発射』というニュースが流れた。

幸い、日本の領域への弾道ミサイルの飛来は確認されておらず、日本というより韓国を揺さぶる狙いからの発射と受け止められているが、安倍が外交政策の成果への焦りから俄に首脳会談を模索しても、簡単に意のままに御せる相手では無いことを深く肝に銘ずる必要がある。

● 悪化するばかりの日韓関係

日本による植民地時代に強制徴用された韓国人が日本企業を相手に損害賠償を求める裁判を次々に起こし、韓国の裁判所が賠償を命ずる判決を下している、徴用工問題。

1965年の『日韓請求権協定』で、日本が韓国に5億ドルの経済支援を行う、という事を条件に一切の請求をしない事を国家間で決めている。

いわば解決済みの問題を今更蒸し返してきた韓国。しかも、国民の反発を懸念してか韓国の文在寅大統領は、司法の判決に政府が干渉する事は出来ない、とばかりに無視を決め込む。

しかも、韓国政府の統計によると当時の韓国人の元徴用工は推定22万人とされる。昨年10月に韓国最高裁は一人につき1000万円の賠償を命じる判決を下している。

仮に、22万人に1000万円払うとしたら2兆円超を払う事になる。国家間で決めた件を再び蒸し返すなんて国際社会では有り得ない事だが、安倍はこれに対して表立った行動を起こしていない。

『国際法に照らして有り得ない判決だ』と述べるだけで、対抗策を取る気も無いようだ。

日朝首脳会談も無論大事だが、まず日朝首脳会談でこの論外な徴用工問題をはっきりさせるべきでは無いのか。

以上のように、安倍は今回挙げた北朝鮮、韓国の他にロシアとの北方領土問題等、何一つ解決する兆候が見られない外交音痴に過ぎないのでは……。

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