野党5党派内閣不信任案を提出!参院選に向け安倍政権と対決姿勢!

立憲民主党、国民民主党、共産党、社民党、と衆院会派『社会保障を立て直す国民会議』の野党5党派は、通常国会会期末を明日に控えた6月25日午前、共同で安倍内閣不信任案を衆議院に提出した。

これに先立ち4党1会派は国会内で党首会談を行った。「安倍政権のあまりにもひどい状況に、野党5党派の姿勢を示すべきだと賛同をもらった。衆議院解散になるなら安倍政権を倒す」と、立憲民主党の枝野幸男代表は党首会談の後の記者会見で力強く語った。

● 実績無しの長期政権の終焉の始まりになるか

7年目の長期政権に入った安倍晋三総理。しきりに、民主党政権との違いを強調して実績を誇示するが、経済面では『アベノミクス』が何の効果も無く、未だデフレ脱却も絵に描いた餅にすぎず失敗という事が分かってきた。安倍が何かというと強調する株価上昇も、経済政策でなくただ市場原理の上下動に過ぎず、雇用の拡大も単なる少子高齢化による働き手の自然減がもたらしているだけで、政策効果によるものではないのがはっきりしている。

安全保障関連法案や特定秘密保護法等の悪法をろくな審議もしないで可決。自衛隊の日報問題、文部科学省の不祥事、財務省の文書改竄問題、厚生労働省の不正調査……、更に安倍自ら関係した『森友•加計問題』。憲政史上稀にみる犯罪政権ではないだろうか。

政治家として恥を知る潔い人物なら、これらの不祥事どれ一つを取っても総理、あるいは所管大臣の辞任は免れないはずだが、誰一人更迭はなく安倍、麻生太郎財務大臣は未だに居座っている。これらの不正行為、不祥事は自分達の不都合を隠蔽したり、政権の成果を実際より良く見せるためのまやかしである。こんなごまかしが何度も罷り通る事自体、政権が国民を愚弄している証左である。

私達はもっと怒らなければならない。香港の『逃亡犯条例改正案』には100万人とも200万人ともいわれるデモが行われ、結果的に『逃亡犯条例改正案』は凍結に追い込まれた。これらのデモに参加した人達の最前線にいたのは20歳前後の若者達だという。翻って日本はどうだろう。「今、最も政権を支持しているのは新聞を読まない若者達だ」と、麻生に言われている体たらく。

「今の平和で居心地良い日本が好き。変革は望みません」というのが若者達の偽らざる気持ちなのだろうか。ただ、面白おかしく青春を謳歌していたいと、いったところだろうか。安倍政権の支持率をみても政治に興味を示さない若い世代が一番高く、年齢層が高くなるにつれ下がっていく。別に政権に何でも反発しろというつもりはないが、これだけの不祥事を連発しても反省も謝罪もない政権に何の抵抗も無いのでは、もう日本は終末期に向かっているとしか言えないのではないだろうか。

● 参院選の勝敗は?

安倍は早々と参院選の勝敗ラインを与党で改選議席124の過半数63議席以上と表明している。しかし、今回から3増になっているが非改選議席は121。合わせて245議席だが憲法改正の発議に必要な2/3の議席を維持するには自民党、公明党、日本維持の会で88議席が必要。憲法改正を呪文のように唱えていた安倍にしては弱気な数字を勝敗ラインに設定している。憲法改正よりも自分の責任問題になりかねない数値目標を避けるとは、いかにも自分ファーストの安倍らしい。

これまでの自分自身も含めた与党の不祥事の多発で国民の信頼を無くしているのは分かっているのだろう。その証左として、あれだけ騒いでいた衆参同日選挙もいつの間にか消えてしまった。

これに対して、安倍のシンパである政治ジャーナリストを名乗る田崎史郎氏は、『同日選をしなくも与党で過半数63以上は確保出来るという参院選情勢調査の内容が出ているからやる必要はない。衆議院で憲法改正に必要な2/3の議席があるのだから、敢えて同日選の必要はない』と、意味不明な記事を載せている。しかし、安倍の悲願である憲法改正には両院で2/3が必要だ。同日選にした方が参院選の議席でも有利になるから、同日選を検討していたはずなのに、いつの間にか参議院議席の2/3確保は消えてしまっている。

さすがの安倍もこれだけの不祥事続きの上に、『年金2000万円問題』が露見して憲法改正どころでは無くなったのだろう。しかし、前々回の参議院では与党で76議席、前回は70議席。今回は3議席増えているにもかかわらず、仮に与党で過半数63議席を獲得したとしても、憲法改正発議に必要な2/3は下回る上に、改選議席を二桁下回ったとしたら安倍の求心力低下は免れずレームダック状態になるのは明らかだ。

一方の野党は前々回は大負けしているだけに、野党一本化が成った今回改選議席を上回るのは確実で、少しでも多く議席を獲得して野党共闘を成功させて次期衆議院選挙につなげたいところだろう。

今回の参議院選挙は、『不祥事続きを顧みず国民の生活よりも党の議席第一の自民党、公明党の政権を支持して日本が破滅の道を歩むのか』あるいは、『悪いものは悪いとはっきり言える国民になれるのか』を選択する、将来の日本を占う選挙といえるだろう。

 

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