野党共闘は実現するのか?衆参同日選挙の可能性もあり、時間はない!

● 参院選の勝敗の行方を決める改選1人区の状況

今夏の参院選の勝敗を決める32の改選1人区の野党の一本化が思ったように進んでいないようだ。5月中の決着を目指して10連休明けにも連携を加速させたいようだが、今のところ目処が立ったのは32選挙区の内5選挙区くらい。

もし、このまま選挙に突入した場合、野党候補が乱立して与党に漁夫の利を与えるのが確実だけに、野党も一本化の必要性は認識しているが、立憲民主党、国民民主党、共産党、社民党それぞれの思惑があってなかなか進まないのが現状だ。

特に、前回の参院選1人区では共産党が野党一本化の為に自主的に候補者を取り下げている。他党は今回も同様の対応を共産党に期待している。

しかし、そんな虫の良い考えが二度も通用する筈もなく、共産党は今回は相互支援の態勢が構築出来なければ一本化は難しいと言明している。それは共産党としては無理もない対応だろう。全ての一人区から手を引いていたのでは党勢の衰えにも繋がりかねない上、比例代表の集票力にも影響を受ける事になるのが目に見えているからだ。

● 鍵を握る立憲民主党の対応

「合従連衡には与しない」「安易な数合わせは野合との誹りを受け、国民から見放される」前回の衆院選で思っていた以上の支持を受け、それ以来独自路線を歩んできた立憲民主党の一貫した方針だ。

しかし、最近の支持率は伸び悩み10%を切っているのが現状。最近俄に現実味を帯びてきた衆参同日選挙に対して、与党と対抗するには共闘無しでは勝負にならないのもまた事実だ。

立憲民主党の枝野幸男代表は4月17日のラジオ番組や26日の記者会見で、これまでの方針を転換した。

「参院選1人区の一本化をしっかり進めると共に、衆院選でも競り合いが予想される選挙区を中心に可能な限り候補者を一本化して、自民党との一騎打ちの構造を作る事が重要だ」

また、自民党の萩生田光一幹事長代行の消費税増税の再延期と衆院解散の可能性の発言を受けて、「局面が変わった」として各党との協議を加速させた。国民民主党の玉木雄一郎代表を皮切りに野党党首と相次いで会談を行った。

● 勝算はあるのか、野党共闘

前回の参院選での野党共闘では一定の成果を得ている。そもそも、このところ国政選挙で自民党が連勝と言われているが、議席数ほど国民の支持を得ている訳ではない。

勝利の大きな理由は二つ。まずは衆院選の場合は小選挙区制度になった事。これによって所謂死に票が現れて比較第一党の自民党に投票比率以上に議席数が割り当てられているだけ。第二は公明党との選挙協力により創価学会票が流れているのが大きな原因。

小選挙区制度はもともと二大政党制確立を目指して導入されたもの。巨大与党と対決するには野党乱立状態で戦っても勝ち目が無いのは自明の理。

それが分かっていながらもたついていた野党が候補者一本化に積極的になった理由は衆参同日選挙への危機感。衆参の候補者調整を同時に進める事で選択肢が広がり、話し合いが進む効果が見込める。

野党への脅しの意味合いもあって発信した衆参同日選挙。それが野党の候補者一本化調整を加速させる羽目になるとは自民党も考えてはいなかったろう。世論調査を見ても安倍政権の支持率は相変わらず40%台。

野党が共闘してぶつかれば【安倍一強】なんていう幻想は脆くも崩れ落ちる可能性がある。新しい時代【令和】の到来と共に遵法精神の欠片もない安倍政権交代が叶うなら悪くはないかもしれない。

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