第200臨時国会の所信表明と代表質問にみる安倍総理の大嘘!

第200臨時国会が10月4日開会された。安倍晋三総理の所信表明でスタートし、7日には代表質問が始まったが、この政権は都合悪くなるとすぐに逃げる癖があり、今国会も本格的論戦からは3ヶ月以上遠ざかった末の開会。

この間、『年金問題』『消費税増税』『日米貿易交渉』『日韓関係悪化』等の重要事項がありながら、安倍政権は何一つ説明責任を果たしてこなかった。

そして、ようやく始まった所信表明、代表質問でも真摯に説明する姿は見られず、ただ独りよがりの言い訳に終始して事実を捻じ曲げる説明ばかり。そこで、所信表明、代表質問から安倍政権の嘘を暴いてみる。

● 独りよがりの所信表明

安倍晋三総理が自ら言うように『国難』と言える課題がありながら、この男の頭の中は相変わらず『憲法改正』から離れられない。「日本がどのような国を目指すのかしっかりと議論していく。皆さん、国民への責任を果たそうではありませんか」

このようにソフトな言い回しで改憲論議の進展に期待を示したが、「改憲論議には付き合う必要はない」と、立憲民主党幹部は突き放した。

それはそうであろう。自分が歴史に名を残すために拘る『憲法改正』より、正に『国難』と言える『少子高齢化対策』はどうするのか。

今月から始まった『幼児教育•保育の無償化』では、既に欠陥が現れて給食費の負担等でかえって負担増になるケースや、所得に応じた負担に設定されている現状を一律無償化にすれば、高所得者により恩恵を与える結果になり、優先順位の高い支援策になるか疑問視する声が出ている。

外交面では、今最も関係改善に取り組まなければならない韓国についてはほとんど触れず、最後に『元徴用工訴訟問題』を念頭に、「国際法に基づき、国と国との約束を順守する事を求めたい」と、注文を付けただけ。

それに対して、日米関係では、最終合意した『日米貿易協定』に関して「ウィンウィンとなる」と、成果を訴え、対中外交についても「あらゆるレベルでの交流を拡大し、日中関係を新たな段階に押し上げる」と、意欲を示す等、大国よりの姿勢を打ち出した。

しかし、その反面これまでの所信表明演説等で用いた『戦後日本外交の総決算』という得意のフレーズは、ロシアとの平和条約締結、北方領土問題解決や、北朝鮮による日本人拉致問題の解決に何一つ進展が見られない状況では、口に出す事も出来なかった。

● 偽悪まみれの代表質問

衆院代表質問では、国民民主党等と新会派を組んだ立憲民主党の枝野幸男代表が満を持して登壇。矢継ぎ早の質問で安倍晋三総理に挑んだ。

『台風15号対応』の遅れに関して、「被災地から対応の遅れを指摘する声が上がっている」との責めに対して、「関係省庁が緊密に連携し、切れ目のない対応にあたってきた。初動対応は迅速丁寧に行われたと認識している」等と、現状とかけ離れた安倍の回答には失笑も漏れていた。

更に、枝野が今国会の『三点セット』の一つに掲げる『関西電力金品受領問題』について、「関西電力の隠蔽体質と原発利権による資金還流は原発政策の根幹に関わる大問題だ」との叱責に対して、「事業者は電気料金を支払う利用者から不信を持たれる事がないように適正な事業運営に努めるべきだ」等と交わして、第三者の目を入れて全容解明し、再発防止等の措置を講じて信頼回復に努める事が必要だと無難な答えに終始。

更に、『あいちトリエンナーレ2019』の補助金不交付や、日本郵政グループがNHK側に抗議した問題について、「表現の自由が機能しない社会は民主社会とはいえない」と糾弾した枝野に対して、「萎縮している報道機関等はいない。いたずらに煽るような言動は外国からの誤解を生みかねない」と、安倍が否定。

予算委員会等と違って直接のやり取りが交わされる訳ではないので、与野党の論議は噛み合わなかったが安倍は明らかに嘘をついている。台風15号対応に関して初動対応から遅れはないと言うが、内閣改造に拘って初動どころか、その後の取り組みも適切さを欠き延々と被災地に人災を与えた事は国民が知っている。

更に、日米貿易交渉に関してウインウインと強調し、中国が輸入しないトウモロコシをアメリカから輸入するという問題に関して、「トウモロコシに関して合意も契約もしていない」という安倍。民間飼料会社がそれぞれ行う事と逃げるが、民間飼料会社に対する圧力がないか甚だ疑問。

まだ、始まったばかりだが都合悪い状況からは逃げに逃げまくる安倍政権。まだ様々な疑惑や問題が山積み。私達市民が目を離さないでしっかり監視しなければならない。

 

 

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