衆議院補欠選挙は自民党の連敗!安倍政権終焉への始まりか?

4月21日投開票された衆議院補欠選挙、大阪12区と沖縄3区で自民党公認の新人は野党系候補に連敗した。 

大阪、沖縄共に選挙区内に地域的な事情があったからで、夏の参議院選挙には大した影響はないという強気な声も聞こえてくる。しかし、2012年の第2次安倍政権発足後、衆参の補欠選挙で自民党が候補を立てて敗れたのは初めて。

● 維新の牙城崩せず

大阪12区は「都構想」を旗印に統一地方選前半戦の4月7日投開票の府知事・大阪市長選挙のダブル首長選挙で圧勝した日本維新の会の勢いが残っていて、苦戦は予想されていた。 

その上、ダブル首長選挙で圧勝した日本維新の会が次期衆院選で公明党の現職のいる選挙区に候補擁立の構えを見せた為に、公明党としては全面衝突を避けたかったので山口那津男代表の応援を見送る等、及び腰の対応が目立って自民党が喉から手が出る程欲しい公明票の動きが鈍かった。

しかし、大阪12区は自民党所属議員の死去によるもので、甥の北川晋平氏を立てた【弔い合戦】だっただけに、自民党としては落とせなかった選挙だが、連立政権といっても与党より自党の選挙が第一の公明党ではこんなものだろうか……。

しかし、この敗戦はジワリと不吉な影が忍び寄る端緒となる可能性もある。桜田義孝前五輪相と塚田一郎元国土交通副大臣の失言による辞任に続いた補選連敗は、「長期政権のおごり体質」への国民の失望感とも言えるが、党内の一部には参議院選挙は大丈夫という危機感の薄さが蔓延しているからだ。

● 沖縄の壁破れず    

一方の沖縄3区は米軍基地普天間移設反対を掲げ、衆院議員から転身した玉城デニー氏に8万票の差をつけられ昨年敗れた上に、直近の首長選挙3連敗。更に、米軍基地普天間移設の県民投票でも大敗した曰わく付きの選挙区。

屋良朝博候補はフリージャーナリストで、元沖縄タイムス論説委員の肩書きはあるが政治的知名度無い。対する自民党新人の島尻安伊子候補は元参議院議員で沖縄・北方担当大臣を勤めた著名な政治家。

しかし、米軍基地普天間移設反対の県民の声を踏みにじリ、移設工事を強行する安倍政権への不信と反発は根強く、島尻安伊子候補の知名度を持ってしても「沖縄の壁」を突き破る事は出来なかった。

● 安倍政権終焉の始まりか

これは単なる特殊な地域事情による敗戦なのか、それとも支持率40%台しか無いにもかかわらず延々と続く安倍政権への不満やマグマが溜まっている証左なのか。

思えば、これほど国民をないがしろにし、不祥事続出で欺瞞と疑惑に満ちた政権はあったろうか。

防衛省日報問題に始まり、文部科学省、財務省の不祥事。森友問題における公文書改竄、隠蔽工作……、この内の一つだけでも他国なら政権交代に結びつく不祥事だろう。

しかし、政治に無関心の若者や失望した国民は立ち上がる事を忘れて、ただ目の前の安逸を貪るだけで声をあげる気力も失ったかのようだ。

野党がだらしないから、という声をよく耳にする。確かに民主党政権に失望した国民は多いようだ。しかし、自民党もこれまで幾度となく失政、疑獄等を繰り返して民衆に失望を味わわせてきた。

たった一度の失敗の民主党政権をいつまでもあげつらう事より、前回の失政を反省した野党にもう一度チャンスを与えてみるのも一つの手ではないだろうか。少なくとも民主党政権は今の安倍政権みたいに犯罪を疑われるようなブラックなイメージは無かったのだから……。

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